主翼及び水平尾翼は胴体と色が異なるため、塗装後に取り付け可能な方が製作が楽です。
そこで、それらのパーツを塗装後にはめ込むだけで固定できるようにスナップフィット化します。圧入方式なので正確にはプレスフィット化ですが。
まず、胴体パーツ内側の水平尾翼取り付け穴部分にエポパテを盛ります。
エポパテはセメダインのエポキシパテ木部用を使用。硬化時間が10分程度と短い上に、プラスチックへの食いつきが悪く離型剤無しでも容易に剥がすことができるので、後ハメ加工などには便利なパテです。
エポパテをこねるときは直接触らないように手袋をすること。私はパウダーフリー(粉なし)なニトリル手袋を使用し、手袋にエポパテがつきにくいように水で濡らしながらこねるようにしています。
盛ったエポパテが剥離しないように胴体パーツ内側のパテを指で支えつつ胴体パーツの水平尾翼取り付け穴に水平尾翼パーツを差し込み、水平尾翼パーツの取り付け角度を調整します。このとき、胴体内側のエポパテを指でおさえて水平尾翼の取り付け穴部分に隙間ができないようにします。
胴体パーツ内側のエポパテ盛りつけ部分を触り、エポパテが硬化しているのを確認してから胴体パーツから水平尾翼パーツを引き抜きます。これで、水平尾翼パーツを加工及び塗装した後に接着不要で胴体パーツにはめ込み固定することができます。
胴体パーツ内側に盛りつけたエポパテは、胴体パーツからの剥離を防止するために、胴体パーツとの接触部分に低粘度の瞬間接着剤を流し込むことで胴体パーツと接着しておきます。