プラモデルの問題点

 プラスチックモデル略してプラモデルは模型として非常に扱いやすいものです。
 しかしながらプラモデルには、その製造工程上、避けられない問題がいくつかあります。
 模型を綺麗に作るためにはそういう問題を一つ一つクリアしていく必要があるわけですが、ここではそれらの問題を紹介します。

バリ

バリ

 画像の赤い丸で囲われた部分にパーツに本来必要の無い部分がついています。
 これがバリです。
 プラモデルはあわせた金型と金型の間に溶かしたプラスチックを流し込むことにより作られます。バリはその際、金型と金型の隙間にプラスチックが流れ込むことにより発生します。
 老朽化した金型で発生しやすい現象です。

 ちなみに金型と金型の合せ目、及びそこにできるでっぱりでバリのように大きくないものをパーティングラインと呼びます。

突き出しピン跡

突き出しピン跡

 画像の赤い丸で囲われた部分、茶色い円が見えるでしょうか。
 これは突き出しピン跡の淵に残った油(離型剤として使われたもの)が変色したものです。
 成型されたプラモデルは金型からピンに押されて外されます。その際に発生する窪みがこの突き出しピン跡です。
 目につく箇所にある場合は修正した方がいい問題です。

肉抜き穴

肉抜き穴

 画像の赤い丸で囲われた部分、パーツに窪みがあります。
 これが肉抜き穴です。
 プラスチックは冷えて硬化する際に縮みます。そのためあまり厚く成型するとパーツが収縮により変形してしまいます。
 それを防ぐために、パーツの肉圧を薄くするために設けられた穴が肉抜き穴です。
 これも目につく箇所にある場合は修正した方がいい問題です。

ヒケ

ヒケ

 赤い丸で囲われた部分。画像ではつぶれてしまっていますが、ここには浅い窪みがあります。
 これがヒケです。
 パーツの厚く成型された部分が硬化する際に縮むことで発生します。
 浅いものならば表面処理の過程で消えてしまいますが、深いものが目につく箇所にある場合は修正のための作業を行った方がいいでしょう。

ウェルドライン

ウェルドライン

 画像の赤丸で囲った部分に見える線がウェルドライン。  成型不良の一種で、成型の際に金型の中で溶けた樹脂どうしがぶつかる箇所で発生します。
 樹脂同士が完全に混ざり合わないうちに固化するのが原因で、通常、模型作りでは問題になりません。ただ、透明度が問題となるクリアパーツの場合は、いくら磨いても消すことができない上に、ここから割れやすいので、注意と諦めが必要となります。
 成型する際に金型の温度を高くしたり流れを調整したりすることなどにより、目立たなくしたり見えない位置にもっていったりすることは可能ですが、それはメーカー次第。

気泡

 模型を成型する際、材料に空気が混じると(あるいはレジンキャストなど成型剤自体が発泡すると)発生します。
 最近のプラモデルで見ることはほとんどありません。
 これも模型を綺麗に作るためには修正のための作業が必要な問題です。

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