乗員:5名
全長:8.45m
全幅:3.7m
全高:2.93m
重量:57t
最大装甲厚:100mm
武装:56口径88mm砲、7.92mm機銃
最高速:38km/h
航続距離:140km
エンジン:マイバッハHL210P45ガソリンエンジン(最初の250両で出力は642hp、その後はHL230で694hp)
燃料搭載量:567リットル
その他:シュノーケル、防水カバーなどの潜行用装備を付けることにより水深4mまで走行可能
第二次世界大戦の時代、ドイツはフランス侵攻時に英仏戦車の重装甲に苦戦したことから、そのとき活躍した高射砲を戦車砲として搭載することを考えました。
本来は対空砲である高射砲の水平撃ちは重装甲に対しても高威力を発揮したのです。
そうした要求のもと、四号戦車の後継として開発されたのが六号戦車ティーガーです。
設計は当初は45tクラスで計画されていましたが、ソ連戦車の脅威の前に装甲強化を余儀なくされ、重量が増加しました。
デザインはパンターやティーガーIIと異なりT-34の影響を受けておらず、純ドイツ的戦車としては最後のものです。
解説参考資料
戦車メカニズム図鑑
ジャーマンタンクス日本語版
タミヤの新作1/48ドイツ重戦車タイガーI初期生産型を「製作技術」コンテンツの塗装関連の題材用に組んでみました。
ハッチの取っ手がハッチと一体成型なのとボッシュ管制灯の電源コードがモールドされていないのを除けば、とても良く出来たキットです。
付属のデカールの品質も上々で、薄くかつ(新品なこともあるでしょうが)水に漬けた後の糊が溶けるまでの時間も短く作業性も良好です。
何より素晴らしいのはプラ製キャタピラ。へろへろなゴム製キャタピラと置き換えるために高価なアクセサリーを購入する必要がありません。
サイズも手頃ですし、タミヤにはこの調子でパンター、ヤークトパンター、四号、四突といったキットも出して欲しいものです。
製作は、機銃の銃口をピンバイスで開口したのと、発煙筒に切れ込みを入れた以外、まったくの素組みです。
ハッチの取っ手の作り直し、ボッシュ管制灯の電源コードの追加、キャタピラの弛み具合の調整といった最低限のディテールアップもしていません。
塗装は、黒立ち上げ塗装、ウォッシング、ドライブラシ、汚し塗装にて。