乗員:1名
全長:8.80m
全幅:11.08m
全高:2.60m
エンジン:ダイムラーベンツDB601N
出力:1175hp
自重:2250kg
最大離陸重量:3080kg
最大速度:570km/h(高度5000m)
巡航速度:365km/h(高度1000m)
実用上昇限度:10500m
武装:MGFF20mm機関砲×2(主翼)、MG17 7.92mm機銃×2(機首)
初飛行:1939年末
Bf109TはBf109の艦上戦闘機型です。航空母艦「グラーフ・ツェペリン(建造開始1936年、満載排水量31367t)」の建造にあわせてBf109Eをベースに開発されました。TはTragerで空母を意味します。
主な改修箇所は揚力向上の為の主翼幅伸長(左右それぞれ59cm)、主翼折りたたみ機構(主翼機関砲位置外側)、カタパルトフック、着艦フックの追加です。
改造の請負はフィーゼラー社。1939年末、先行生産型T-0が10機完成。E-4/Nベースの生産型T-1の製作もすすめられました。
第二次世界大戦によりドイツにとって緊急ではない空母の建造が中止されることに伴い、Bf109T-1は艦上機装備が外されBf109T-2と改称されてドイツ空軍に移管されました。
画像は北西ドイツ防空を担当した第11戦闘航空団第11中隊(11./JG11)所属の機体の模型で隊長のヘルベルト・クリフトマン中尉(1944年8月20日の戦闘で戦死)搭乗機とされています。機体上面のライトグレイの蛇行迷彩は「ミラーウェーブ」と呼ばれるもので、スピナーから機種にかけての赤塗装は中隊長機を示すものとされています。
(参考:キット説明書)
タカラの世界の傑作機をパチ組み墨入れしただけです。よくできたキットと思います。自分でやる分には手間がかかるミラーウェーブ迷彩もきっちり塗られていますし。
難をいえば機体が最中割りなので合わせ目が目立つところ。これはパネルラインで分割することにより目立たなくできたのではと思います。仕方の無いところとも思いますが。