アーマードコア2 脚部の選択と機体性能

 ここでは脚部の選択と機体性能の関係について記述します。
 以下の表は同じ装備で脚部のみ変更した場合の計測値です。そのため、中軽量級では基準違反機体となっています。基準を守れば速度はさらに向上するでしょう。逆に、重量級では積載能力の限界近くまで装備すれば速度は低下します。速度は5Km単位で揃えてあります。使用したブースターはEBT−V55です。ブースターを装備する必要のある脚部はブースターをZBT−GEX/3000に換えることにより15〜30Km程度の速度の向上をはかれます。
 今作ではほとんどの脚部の旋回能力が400から500の間であることから、旋回能力は脚部の選択の決め手にはなり難いと考え、記述していません。疑似ブーストは疑似ブーストダッシュの略。結局は短距離ジャンプの繰り返しなので、その移動速度は飛行速度とまったく同じです。対戦中の移動はほとんど疑似ブーストダッシュになることが予測されるので先頭においています。

クラス 疑似ブースト・飛行 ブーストダッシュ 通常移動 使用パーツ
軽2足300320180ZLN−WA02/SS
中2足260280130ELN−02A
重2足220240110ELN−STVM
中逆関節265285150ELB−5005B
重逆関節230250130ZLB−7744/VAT
軽4足275−−−220ZLF−TROS/INTS
重4足235−−−175ELF−XX33
軽戦車225−−−155ZLC−M2/PIKE
重戦車200−−−145ELC−DISI
フロート215305215ZLR−ZIO/MATRIX

 こうして表にしてみると軽2足の機動性の高さが目をひきます。その速度は、基準を守りブースターを換えれば容易に350Kmまで達します。もっとも今作では攻撃のホーミング性能が高くなっているので、これだけの速度でも回避に十分とはいえませんが。

 中2足はブースターを換えれば300Km程度の機動が可能です。防御力・積載能力・回避能力を考えると、基準違反無しルールでの対戦では、トータルで一番高性能と思われます。

 重2足は、さすがに機動性では他の2足型脚部に劣ります。しかしながら、ブースターを換えることにより、限界近くまで積載しても疑似ブーストダッシュで235Km程度の機動を行うことができます。十分とはいえませんが最低限の機動性は備えているので、熟練者が使えば、基準違反無しルールでの対戦ではかなりの強さを発揮します。

 逆関節は同クラスの2足と比較して機動性がさして変わらず、防御力・積載能力を考えると不利な気がします。しかし、ジャンプ力・旋回能力で上回っているのでトータルでは同等と見ていいでしょう。

 4足は同程度の積載能力を持つ2足と比較して疑似ブーストダッシュでの移動力が劣ります。しかし、強化人間でない場合、移動しながらバックユニット型の武器を撃てるというメリットがあります。逆にいえば強化人間ありルールではさして使用するメリットはありません。

 ブースターを選択できないこともあり、戦車型の脚部の機動力の無さは明らかです。しかし、強化人間でない場合、空中からでもバックユニット型の武器を撃てるというメリットがあります。防御力・積載能力・速度を考えると軽量な戦車型脚部を使用するメリットは無いように思われます。

 特殊なのはフロートで、空中や疑似ブーストダッシュを行いながらの移動能力が重2足と同程度しかありません。その速度は通常移動の速度とまったく同じです。しかし、ブーストダッシュに関しては軽2足に近い速度を発揮します。その特性上この脚部には、地上をブーストダッシュで移動し攻撃したら隠れてエネルギーの回復を待つといった、一撃離脱型の戦術が適していると思われます。

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