模型は、こと日本においては、「趣味」としての認識は非常に低いものです。絵画、写真、筆といった歴史のあるものに比べ、その地位は明らかに劣ります。
私は趣味で油絵を描きます。故に一般社会におけるこれらの趣味の地位の格差を体感することが度々あります。何故こうも格差があるのでしょうか。どちらも素材が臭いのは同じだというのに!!(笑い所です。)
確かに模型は一般社会に利する生産活動ではありません。では模型は無価値な趣味なのでしょうか。否!!。あなたが模型者なら解る筈です。色々と構想を練りながら模型を作る喜びを。完成した模型を眺める喜びを。模型者にとっての模型の価値を。
所詮、趣味や娯楽に生産活動としての価値を求めること自体が間違っているのです。確かに一般社会にとって無価値なものかもしれませんが、この世からあらゆる趣味的なもの、娯楽的なものが無くなってしまったら、この世は非常に退屈なものになってしまうでしょう。
趣味や娯楽というものは、つきつめていけば自己満足そのもの。作品に対する評価というものは、技術的な水準を満たしていれば、後は審査する側の人間の好みに合うか合わないかというだけのこと。
模型に限らず、趣味において大切なことは「作る(もしくは行う)人間が楽しむ」ことなのです。むしろ楽しんでやっているから趣味。義務になってしまったら、それは趣味ではありません。
模型者の皆さん。自らの趣味を恥じていたり、こそこそ隠れて模型を作っていたりしませんか。ならば、堂々と模型を作るべきです。そして、模型の社会的な認知度を上げ、趣味としての模型の地位を引き上げましょう。
…つかみはOKでしょうか。というかひいている人の方が多い気がしますが。
まあ、上の文章みたいに気負う必要はありませんが、模型を愛好する人には模型を楽しんで欲しいものですね。家族や社会の理解を得難い趣味ですけど。
一頃に比べ一般社会における模型の認知度は上がっていますが、いい歳をした人間が作るものではないというのが通常の認識というものでしょう。模型を作るための本格的な機材は大人の財力でないと揃え難いというものなのに。
だいたい、今の社会は、これから模型を作ろうという人に、その技術や、それに必要な機材について学ぶ機会を十分に提供しているとは思えません。(昔はもっと酷かったですけど。)
模型の製作法に関する書籍も色々でていますが、それらが書店で入手しやすいかといえば、そうではないのが事実ですし。
そこで、このページでは模型初心者の方が模型の作成法を学べるように、稚拙ながらも私の学んできた模型技術と使用する機材について記述していこうと思います。
私自身、模型道の修行中ですので、人に教えるなどおこがましいと思っていますが、書いたことが何かの役に立てば幸いです。
最後に模型者として心がけるべきことについて記述します。
うあ…、我ながらバカなことを書いてるな。(一人つっこみ)
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